大阪大学産業科学研究所により記者会見が行われました
- 日時
- 2015年6月16日(火) 13時30分より
- 場所
- 大阪大学中之島センター2F
産業廃棄物のシリコン切粉を再利用!
非常用電源等にも活用可能なシリコン粒子大量生産技術を開発
太陽電池用のシリコンウェーハを製造する際、材料の約40%がシリコンの切りくず(切粉)として失われます。この切粉からシリコンナノパウダーを大量生産できる技術を開発しました。
シリコンは10ナノメートル(100万分の1cm)サイズになると反応性が非常に高くなり、室温で水と反応して水素が発生します。シリコン粒子1gから1L(リットル)以上の水素発生が可能です。水素発生の速度は、水溶液のpHとシリコンナノパウダーのサイズによって制御できます。
シリコンナノパウダーからの水素発生技術は、非常用電源、携帯用燃料電池等に利用することが可能です。